大豆の歴史

食卓を支える「大豆」。蒸し豆、豆腐、豆乳、味噌、納豆、醤油など良い
イメージはあるけど、その歴史は意外と知らない方も多いのではないで
しょうか。
この記事では大豆製品と人気の豆乳に分けて大まかな歴史を詳しく見てい
きましょう!

大豆製品の歴史



大豆製品は、古代から人類によって消費されてきた歴史があります。
・古代中国: 大豆はおそらく最初に中国で栽培され、食べられたと考えられ
ています。紀元前11世紀ごろには既に大豆が栽培されていたという記録が
残っています。
・古代インド: 大豆は古代インドでも栽培され、穀物として広く利用されて
いました。また、大豆から作られる製品も存在しました。
・古代日本: 大豆は古代から日本でも栽培されており、豆腐や納豆などの
製品が作られていました。特に納豆は古代から存在していたと考えられて
います。
・古代エジプト・古代ローマ: 大豆は古代エジプトや古代ローマでも栽培
されており、食事に利用されていました。
・中世ヨーロッパ: 大豆は中世ヨーロッパでも一部で食べられていました
が、一般的な食材とは言い難かったようです。
・アメリカ大陸: コロンブスがアメリカ大陸に到達すると、大豆は新大陸に
もたらされました。その後、アメリカ合衆国で大豆の栽培が広まりました。
・20世紀: 大豆製品の生産と消費が増加しました。特に豆腐、豆乳、大
豆油などが一般的になりました。
・現代: 大豆製品は世界中で広く消費されています。豆腐や納豆、豆乳
はアジア諸国を中心に人気があり、大豆タンパク質の利用も増えています。
また、大豆は健康食品としても注目されています。
大豆製品は、その豊富な栄養価と多様な使い方から、世界中で重要な
食品となっています。

豆乳の歴史



豆乳を固めて作る豆腐は、今から約2200年前(紀元前の話!)に中国で 発明されたといわれています。

日本にやってきたのは奈良時代で、唐から伝わったといわれ、鎌倉時代の古
文書の中に「豆腐羹(とうふこう)」という記述がありますが、これが今の
「豆乳」にあたります。
しかし、鎌倉時代から豆乳が飲み物として一般的に広まっていたわけではあ
りません。豆乳が世間に認知されはじめたのは、戦後の1970年代頃です。
いくつかの食品会社が豆乳をなるべく飲みやすくしようと味の改良に乗り出
しました。そして、1983年頃、豆乳はついに「第一次ブーム」を迎えたので
す。しかし、まだまだ飲みにくいということで、ブームは早々に去ってしま
いました。豆乳の可能性にかけた何社かが、再び技術開発を続けた結果、
格段に飲みやすい豆乳の製造に成功しました。大豆の健康機能も色々と
分かってきたのと相まって、2000年頃から第2次豆乳ブームが訪れました。
健康番組などのメディアでも、豆乳の健康や美容への効果が取り上げられ、
豆乳は健康飲料として認められる存在になっていったのです。
今では豆乳鍋や、コーヒーチェーンやコンビニに当たり前にソイラテがおい
て豆乳は私たちの身近な存在になっていますよね。

世界でも注目される豆乳

昭和の初め頃、日本人の食生活はごはんと味噌汁、たくあん、それにわずか
な魚といった程度の非常につつましいものでした。それでも当時の日本人が
類まれなる精神力と健康な体を持っていたのは、大豆とお米を上手に組み
合わせて食べていたからだと考えられていまです。大豆は昔から日本人に
欠かせない「元気の素」なんです。

大豆製品は毎日続けてこそ効果がでる! 取り方のコツなどご紹介

大豆製品の効果を最大限に引き出すためには、毎日欠かさず摂ることが一番
大切です。
でも、いつも同じように食べるのは飽きちゃいますよね。そこで、今回はち
ょっと変わった大豆製品のレシピをご紹介します。みなさんもぜひ試し
てみてくださいね!

1.豆腐のチョコレートケーキ

豆腐とチョコレートって相性抜群なんですよ!豆腐は水切りして、チョコレ
ートは湯煎して溶かします。あとは卵と砂糖と小麦粉を混ぜて、オーブン
で焼くだけです。簡単でしょ?出来上がったら粉糖やフルーツをトッピ
ングして、お好みでホイップクリームを添えてください。ふわふわでしっと
りしたチョコレートケーキの出来上がりです!

2.納豆のスパゲッティ

納豆は日本人にとってなじみ深い食材ですが、スパゲッティと合わせるとイタリアン 風になりますよ。スパゲッティは茹でておきます。納豆はタレとからしを入れてよく 混ぜます。フライパンにオリーブオイルとにんにくを熱して、納豆を炒めます。塩 コショウで味付けして、スパゲッティと和えます。最後にパセリやチーズを散らし て、完成です!納豆の風味とスパゲッティの食感がマッチしますよ。

3.枝豆のハンバーグ

枝豆はそのまま食べても美味しいですが、ハンバーグに入れてもおいしいですよ。枝豆は茹でて皮をむいておきます。ボウルにひき肉と玉ねぎと卵とパン粉と塩コショウを入れて、よくこねます。枝豆も加えて、さらにこねます。小さく丸めてフライパンで焼きます。ソースはトマトケチャップとウスターソースと砂糖と酢を混ぜて作ります。ハンバーグにかけて、お皿に盛り付ければ出来上がり!枝豆の色が鮮やかで、食欲をそそりますね。

そして風味調整をした調製豆乳や豆乳飲料なら、毎日朝食のお供にも取り入れやすいのではないでしょうか。また、小腹が空いた時に、おやつ代わりに飲んでいただくのもオススメです!

大豆や豆乳は、古くから愛されてきていますが、今でも新しい魅力を発見できる食べ物です。ぜひ、みなさんも大豆ライフを楽しんでみてくださいね!